こんにちは、YKAです。
2022年1月9日より、マクドナルドのポテトがSサイズのみの販売になってしまいました。
販売休止の件はメディアでも多く取り上げられ、販売休止前には多くのマクドナルドで行列ができるなど話題にもなりました。
今回は何故販売休止になってしまっているのかを徹底的に解説いたします!
おすすめ読者
- ポテトの販売休止の理由を知りたい方
- 世の中の情勢についていきたい方
- 人にどや顔で話せる話題が欲しい方
ポテトのMサイズ、Lサイズが食べられないのはなかなか厳しいですよね。
実はマクドナルドのポテト不足は実は色々な問題が絡み合って発生してしまっているのです…
本記事を読めば、「マクドナルドのポテトが不足している理由」が分かります。
それぞれの原因ごとに詳しく解説していきますので、是非ご覧ください!
マクドナルドのポテト不足のあらまし
まずは、今回2021年12月~2022年1月にかけて発生しているポテト不足について経緯をご紹介します。
2021年12月24日~30日 ポテトM,Lサイズ販売休止
北米からのポテト輸入遅延に伴い、マックフライポテトのMサイズおよびLサイズの販売が休止されました。
セットでもポテトM以上を選べなくなり、セット価格から50円引いた形でSサイズの提供となりました。
実は12月に入ったあたりから、いつも存在しているポテトLのクーポンがなくなっており、一部のマック好きの中では話題になっていました。
この時は、多くの人にとってはいきなりの話だったのでメディアからも多く注目を集め、ネットでもトレンドに上がりました。ポテト販売休止前の12月23日には、マクドナルドで行列も多くみられたそうです。
2021年12月31日 ポテトM,Lサイズ販売開始
一部航空便手配などの代替対応により通常販売が可能となる目途が立ち、ポテトM,Lサイズの販売が復活しました。
2022年1月9日~2月6日 ポテトM,Lサイズ販売休止
前回は1週間ほどでしたが、今度は1か月に期限を延ばして、ポテトM,Lサイズ販売休止となります。
マックの対応としては、以前と同じくポテトM,L購入不可、セットの場合は50円引きでSサイズのみ選択可となっています。
理由としては、上記の輸入遅延が解消できていないことに加え、バンクーバーにおける貨物の滞留や雪の影響による混乱、航路上での悪天候など不測の事態が重なりさらなる遅延が生じたとのことです。こちらについては、後ほど詳しく解説します。
2022年1月11日~13日付近 ハッシュポテト品切れ
北米からの輸入遅延により、一部の店舗で「ハッシュポテト」の品切れが発生。
こちらについては3日ほどで解消し、その後は通常販売しております。
ポテト不足の原因
マックポテトMサイズ、Lサイズが販売休止してしまった理由として、公式サイトでは以下の文言が掲載されています。
当社が北米から輸入しているポテトについて、船便の経由地であるカナダ・バンクーバー港近郊での大規模な水害、およびコロナ禍での世界的な物流網への混乱の影響による輸入遅延が発生しております。
しかしながら、その後も輸入遅延が続いていることに加え、バンクーバーにおける貨物の滞留や雪の影響による混乱、航路上での悪天候など不測の事態が重なり、1月上旬から中旬にかけて予定していた船便の到着にさらなる遅れが生じている状況です。
引用元:https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2022/0107a/
この文からは「バンクーバー港付近での自然環境」「コロナ禍での世界的な物流網の混乱」の2つにより発生してしまったということが分かります。
それでは詳しく見ていきましょう。
バンクーバー港付近での自然環境
マクドナルドのポテトは北米産のジャガイモを使用しており、そのポテトはバンクーバー港を経て輸入されています。
しかし、その経路であるバンクーバー港が複数の環境的な要因により機能不全に陥ってしまったことにより、ポテトの輸入遅延が発生しています。
過去最大級の水害
2021年11月13日からバンクーバーは豪雨が降り、各地が大洪水に襲われました。
かなりの水量だったことから、一部の道路、線路が水没してしまい物流が断絶する事態となりました。
これにより物流が停滞してしまい、結果として輸入の遅延が発生しました。
大規模な積雪
バンクーバーは冬に毎年大雪が降ります。
今年も1月上旬に大雪が降りつもり、各地で停電が発生や、学校の休校等の影響が発生しています。
その影響もあり、バンクーバー港にさらなる混乱が起こっています。
コロナ禍での世界的な物流網の混乱
バンクーバー港に限った話ではなく、コロナウイルスの流行により、世界的に物流網が混乱しています。
コロナウイルスの流行と物流網の混乱の関連性を解説していきます。
コロナウイルス感染による労働者の減少
コロナウイルスのオミクロン株が2021年12月~2022年2月にかけて再流行してきたことにより、感染者も増加。
勿論感染中は仕事が出来ませんので、単純に労働者が減少しています。
また感染対策等により、今まで以上に労働人数も制限され、人が足りずに物流の業務が追い付かないという状況が発生しています。
コロナ禍による配送需要の増加
コロナ禍は、家を出なくても買い物することが出来るAmazonや、食べ物を運んでくれるUberEatsがかなり普及し、使用者もコロナ発生前後で大きく増加しました。特にAmazonのような海外の商品を簡単に購入できるサービスは、物流量の増加につながります。
そのためコロナ禍により世界中の港で、物流量の増加に対して労働者や設備が足りていない状態が発生しています。
以前は、船が港に到着してからすぐに荷物を下ろせたそうです。
しかし今では船が港に到着してから、荷物を下ろすまでに行列が発生し、長い時間待たなければいけないこともあるとのことです。
港での行列によるコンテナ不足
これは港での行列発生による二次的な問題です。
多くの船が海の上、および港での行列待ち時間が長いことによって、荷物を入れるために使用するコンテナそのものが少なくなってしまっています。
従来ですと、港ですぐに荷下ろすることが出来たため、コンテナも循環しておりました。しかし、港の行列でコンテナが海上の船に持っていかれてしまい、港で使えるコンテナが不足しています。
それによって、港に荷物を送るまでの過程にも遅延が発生し、配送可能な量も少なくなるという悪循環が発生しています。
またこの状況がどれくらい続くかが全く見通せず、コンテナ製造会社がコンテナを増産しない方針のため、解決策が依然として見つかっていない状態になっています。
何故マクドナルドは国産ジャガイモを使わない?
ここまで読んでいると、以下のような疑問を持たれた方は多いのではないでしょうか
船を使った物流が停滞しているのなら、国産ジャガイモを使用すればよいのではないか?
しかし、ねとらぼが実施したマクドナルドへのヒアリングでは以下の通り、明確な理由を持って国産ジャガイモの使用を否定しています。
「ポテトはマクドナルドの看板商品であり、グローバルで厳格な品質基準が徹底されており、現在国内で多く栽培されている品種では、マクドナルドのマックフライポテトに合うジャガイモは残念ながら存在しない状況です」
引用元:ねとらぼ「マクドナルドはなぜ国産じゃがいもを使わない? ポテト販売休止でTwitterに流れるウワサ、真相を取材した」https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2201/14/news161.html
このようなポリシーのため、マクドナルドでは国内にポテトの生産工場はないと推測されます。
このような突然の状況で、現在北米で確立している生産プロセスを国内に製造することは不可能です。
そのため、国産ジャガイモを使用するということはせず、北米の物流網の復活を待つしかないという状況になってしまっているわけです。
まとめ
ここまで「マクドナルドのポテト不足がなぜ発生しているのか」について解説してきました。
まとめ
- マクドナルドは2021年12月~2022年1月にかけてポテトのM、Lサイズの販売を休止していた。
- マクドナルドのポテトが販売されていない原因は「バンクーバー港の自然環境」と「コロナウイルスの流行」
- マクドナルドのポテトは高い品質基準が設けられており、国産での生産は不可能
マクドナルドのポテトが不足している等といった身近な疑問の原因を理解することで、浅く広く知識が身に付きます。
浅くても、広く様々な分野の知識を身に着けると、見える世界がどんどん広がっていきます。
見える世界が広がるほど、周りが知らないお得な話だったり、メリットを受けられる機会が多いので、知識を習得することはとてもおススメです!
是非興味を持った分野はネット等を使って調べてみて、知識を蓄えてみてください。
以上、読んでいただきありがとうございました!
浅く広く知識を身に着けるために
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